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美の京都遺産『聴竹居』
京都と大阪にまたがる天王山の山裾、緑の中に埋もれるように存在する「聴竹居」。 木造平屋建てで昭和3年に建てられた。家族がまどろんだ縁側、光が優しく囁きかける。 環境共生住宅の原点の建築物。
Updated Date : 2019-04-28 09:50:44
Author ✎ himebara55
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聴竹居
2019年4月27日「新緑をめでる会」が開催された。
(2013年には天皇皇后両陛下の行幸啓もありました。)
R山崎駅から踏切を渡り少しだけ坂道を上がると緑の中に埋もれた建物がある。 山崎の観光スポットで最も知られていない名所である。
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昭和初期の名建築 日本の建築20選にも選ばれているモダン住宅
見逃してしまいそうな坂道の住宅入り口 日本で最初に環境共生住宅を施行した建築家 藤井厚二氏の住まいであった。
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前方は男山・石清水八幡宮、三川合流の風景が絵のように目の前に広がる。
石段を上がると三川合流を見渡せる庭園と玄関にたどり着く。
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建物南側
裸電球の灯りが和紙のカバーを通して柔らかく注ぐ・・・柱の隅々にも驚くような工夫がみられる。 台所には当時の冷蔵庫、流しの横には生ごみ用のダストシュートも備え付けられゴミはたい肥として使われた。
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床は松の木が使われ自然のぬくもりと居心地の良さが体全体を包む。 洋風の生活スタイルと和風の畳スタイルとの融合にも驚いた。
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茶室
現在は使われていないが、銅板と瓦をのせた屋根。 (耐震構造と、台風などで屋根を守るための工夫された瓦の使い方)
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入口付近の通路には苔と自然のつわぶきが優しく空気を和らげていた。
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文化財の専門家と歩く大山崎が2019年6月29日(土)開催される。
藤井氏の書斎であり茶室であった(非公開)スペースも当日は見学できる。
申し込み先:大山崎町重要文化財ネットワーク事務局 事務局:京都府乙訓郡大山崎町大山崎谷田31番地 聴竹居内
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