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月刊・京の舞妓さん 5月号/2012年 - 舞妓倶楽部
5月の幕開けともに、レトロ感いっぱいのおしゃれな先斗町歌舞練場では、鴨川をどりが開かれます。 南座も近いこともあり、舞台役者さん方とのつながりの強い先斗町では、決して車の入ることのない味わい深い通りを、足早にゆきかう芸舞妓さん方を見かける...
Updated Date : 2017-09-14 15:54:38
Author ✎ maikoclub
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5月の舞妓さん
5月の幕開けともに、レトロ感いっぱいのおしゃれな先斗町歌舞練場では、鴨川をどりが開かれます。 南座も近いこともあり、舞台役者さん方とのつながりの強い先斗町では、決して車の入ることのない味わい深い通りを、足早にゆきかう芸舞妓さん方を見かけることが出来るこの月。 舞妓さんのお衣裳も軽やかに、春の桜の雰囲気から、藤の花へと簪も移り… 新緑芽吹く清々しささえ感じとれる月とも呼べるのです。 また、3月・4月と春のをどりを無事に終えられた花街では、ご贔屓のお客様と、ほっと一息入れる《足あらい》のお楽しみの話もちらほらと聴こえてきます。 そして最後に…鴨川沿いのお料理やさんでは、床開きが行われます。 夕暮れどき、お客様とお食事を楽しんだり、床で舞う芸舞妓さんの姿が、四条大橋や三条大橋から眺められるお楽しみも… 一度は自分で大枚をはたいて、楽しんでみたいものです^^
5月の花街
●1日(火)~24日(木) 鴨川をどり 《先斗町歌舞練場》 ●11日(金) 観亀稲荷神社例祭宵宮祭  《観亀稲荷神社》 ●12日(土) 観亀稲荷神社例祭  《観亀稲荷神社》
5月月の京都
●1日(火)~ 鴨川納涼床開き 《鴨川西側沿い》 ●1日(火)~24日(木) 鴨川をどり《先斗町歌舞練場》 ●1日(火)~4日(金) 千本ゑんま堂大念仏狂言《千本ゑんま堂》 神泉苑大念仏狂言《神泉苑》 ●2日(水) 御茶壺道中《建仁寺~花見小路~八坂神社》 ●3日(木) 流鏑馬神事《下鴨神社》 ●5日(土) 藤森祭《藤森神社》 ●15日(火) 葵祭《上賀茂神社・下鴨神社》 ●20日(日) 三船祭 《車折神社》 ◆5月は、各神社でお神輿などのお祭りがおこなわれることの多い月です。
5月のコラム
京都では、5月と言えば葵祭と口をそろえて言われるほどの有名な伝統行事の一つです。 葵祭は、別名:賀茂祭ともいわれ、斎王代を中心にした時代行列が、御所から下鴨神社と上賀茂神社に行われる京都三大祭の一つとされています。一口に葵祭と言っても、5月15日に向けて、しきたりや伝統に基づいて、一連の行事が様々行われます。 ●3日 13:00~15:30 流鏑馬神事《下鴨神社》 ●5日 11:00~ 歩射神事 [下鴨神社] ●12日 9:00~ 御蔭祭 [下鴨神社・上賀茂神社] ●15日 10:30出発 葵祭(宮中の儀・路頭の儀・社頭の儀) [御所→下鴨神社→上賀茂神社]
その中でも、この祭りのヒロインともいわれる斎王代が決まる時期には、「今年は誰がならはんにゃろか…?」と注目すべきニュースなのです。 実際のところ、一般公募などはされずに、京都ゆかりのお家からの娘さんが選ばれることがほとんどです。唐衣裳装束(からぎぬもしょうぞく)の十二単を身につけ、白塗りの化粧にお歯黒のいでたちで行列を華やかに彩られます。 ちなみに、今年の斎王代は、創業約430年の和装小売を営まれるお家のお嬢様です。 どう考えても、我が家には末代までお声がかからないお話ですが(笑) お天気に恵まれ、無事に滞りなくお祭がすすみますことをお祈りいたしましょう… Photos:Copyright(c)2012 Maiko Club All Rights Reserved Special Thanks to: WALKKYOTO(一部画像提供)http://walkkyoto.exblog.jp/i30/
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