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月刊・京の舞妓さん 1月号/2012年 - 舞妓倶楽部
最近では、年末年始はお休みされているお茶屋さんも多く、 お正月は、普段よりも静かな花街です。しかし、年末からお正月に地元に帰省されていた舞妓さん達が、 三が日を過ぎるとぼちぼちと戻ってこられ、花街に活気が戻ってきます。 お衣装は、12月...
Updated Date : 2017-09-14 15:56:13
Author ✎ maikoclub
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1月の舞妓さん
最近では、年末年始はお休みされているお茶屋さんも多く、 お正月は、普段よりも静かな花街です。しかし、年末からお正月に地元に帰省されていた舞妓さん達が、 三が日を過ぎるとぼちぼちと戻ってこられ、花街に活気が戻ってきます。 お衣装は、12月と変わらずに冬支度ですが、 始業式と15日には、黒紋付を着られ、新しい年の始まりに、 見ているこちらまで気が引き締まる思いに…。簪には、松竹梅に、羽子板などの可愛らしい縁起ものがつけられており、 松の内には、稲穂が挿されます。お衣装の絵柄からも、晴やかなおめでたい感じの絵柄も多く、 お正月支度の花街を颯爽と歩かれる舞妓さんの姿で、 花街の一年が始まります。
1月の舞妓さんイベント参加情報
●8日(日)~12日(水) 十日ゑびす大祭(初ゑびす)《恵美須神社》
1月の花街
●7日(土) 四花街始業式 《各歌舞練場》 ●9日(月) 上七軒始業式 《上七軒歌舞練場》 ●13日(金) 祇園甲部初寄り《井上流 井上八千代宅》
1月の京都
●1日(日)~3日(火) 皇服茶 《六波羅蜜寺》 ●3日(火) かるた始め式 《八坂神社》 ●4日(水) 蹴鞠始め 《下鴨神社》 ●7日(土) 七草粥の振る舞い 《御香宮神社》 ●8日(日)~12日(木) 十日ゑびす大祭(初ゑびす)《恵美須神社》 ●14日(土) 裸踊り 《日野法界寺》 ●15日(日) 通し矢 《三十三間堂》 ●20日(金) 湯立神楽 《城南宮》 ●21日(土) 初弘法 《東寺》 ●25日(水) 初天神 《北野天満宮》
1月のコラム
世間では、ハッピーマンデーとやらが導入されて以来、1月15日が成人の日という認識が消えると共に… 何となく、松の内という言葉自体が薄れてまいりました。 しかし、花街では、しっかりと伝統とともに、昔ながらの暦が受け継がれております。花街の始業式では、芸舞妓さんが黒紋付を着られることは有名ですが、実は松の内の終わる15日も、黒紋付の正装を着られます。 (花街により、色紋付のところもあるようですが…) そして、普段の簪に加えて一段と新春ムードを盛り上げてくれています稲穂の簪も、15日の松の内まで挿されています。始業式あたり…そして、15日あたりで芸舞妓さんを見られる機会がありましたら、稲穂の簪にご注目ください。稲穂の元のところに、白い鳩がとまっているのです。こちらの鳩、最初は目が書かれておりません。
しかし、稲穂の簪を外す15日近くに拝見しますと…目がしっかりと書かれている鳩がとまっている稲穂を挿された、芸舞妓さんが多くいらっしゃいます。花街の秘められた芸舞妓さんたちの想い。 『好きな人に鳩の目を書いてもらうと願いが叶う…』と言われているのです。 また、15日近くになりますと、 舞妓さんは右側に… 芸妓さんは左側に挿されています稲穂が、 若干、まばらで淋しくなっている芸舞妓さんがいらっしゃいます。その原因は、決して、鳥がつっつきに来たわけではございません! それは、お座敷でご一緒になったお客様にお渡しされているから…。新年に芸舞妓さんが挿している稲穂から3粒もらい、お財布に入れておくと、 その年は豊作になる…金運に恵まれる… と言われているのです。なかなか稲穂をいただける身分にはなれませんが(笑) 皆々様、今年もどうぞ、よい一年になりますように…。 Photos:Copyright(c)2012 Maiko Club All Rights Reserved Special Thanks to: WALKKYOTO(一部画像提供)http://walkkyoto.exblog.jp/i30/
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