OpenMatome View

知られざるお堂~「矢田観音堂」 『現在の矢田寺の旧地』
矢田観音堂(下京区矢田町)の場所にはかつて矢田寺があった。寺は奈良の矢田寺の別院として創建されたが、豊臣秀吉の都市改造で三条寺町に移転した(本尊は日本で初めての地蔵菩薩)。だが移転に際し石の観音だけは一夜にして地中に深くめり込み動かなくなった。町内の人びとはこれを徳として長く大切に守ってきたという。
Updated Date : 2024-10-14 15:16:53
Author ✎ 京都再発見
この記事のシェアをお願いします。☺

矢田観音堂
祀られているのは、御影石の大きな石像で、華やかな瓔珞(ようらく)が額を飾り、両鬢(びん)から胸まで垂れかかった姿という。現在は個人の私有地になっているため仏像の拝観は容易ではないかもだが、機会を見てぜひ面会を試みたいものである。 なお関心のおありの方は新編「洛中生息」ちくま文庫(杉本秀太郎著)を参照されることをお薦めする。
OpenMatome
住所の表示板
京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町
OpenMatome

 大きな地図を表示
下京区矢田町
35.00234
135.755917
0
0
0
17
35.00234,135.755917,0,0,0
この記事のシェアをお願いします。☺


関連記事

舞妓さんの舞とジャズを楽しむ 『百千足館・能舞台』
さくらがいの花なび(No.77)~幻のキクタニギクを探して『円山公園界隈』
フォト俳句(812) 『絶景やアルプスの秋ロープウエイ』
食堂(No.68)~中華そば  『京一本店』
街角の点描(No. 94)~ 講談師の街頭講釈 『石山寺門前』