風習を大事にしよう:おせち料理~その1祝い肴
今年も残すところ2週間余りになってきた。
ぼちぼち、おせち料理の準備に取り掛かろう。地方により構成は異なるが、
御節料理の基本は、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ 酢の物、焼き物である
Updated Date : 2017-12-15 16:33:46
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祝い肴(口取り)
黒豆
しわが寄らないようにふっくらと炊き上げよう
黒は道教において邪除けの色とされている。
黒く日焼けするほど達者(マメ)に働けるようにと
邪気を払い長寿と健康を願ったもの
数の子は卵の数が多く、また、ニシンは「二親」に通じ、五穀豊穣と子孫繁栄を願ったもの
ごまめ
イワシの幼魚の佃煮
「田作り」の名とともに五穀豊穣を願ったもの
カタクチイワシを田の肥料としたところ
五万俵ものコメが収穫できたとのいわれに由来している。
たたきゴボウ
たたきゴボウ
たたきごぼうは瑞鳥(豊年の象徴)を表したもので豊作と息災を願ったもので、
ごぼうは地中に深く根を張ることから用いられる。
ゴボウを擂粉木などで叩いて酢などで和えたもの
伊達巻・紅白かまぼこ
伊達巻
巻物(書物)に似た形から文化・学問・教養を持つことを願う縁起物
「伊達」の由来は華やかさや派手さを表す言葉で
伊達政宗の派手好きに由来することの他、諸説ある。見た目の豪華さで定番となる。
栗きんとん
栗きんとん
金銀財宝を意味しており金運を願ったもの。
栗を用いるようになったのは明治時代以降とされる。
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