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新緑に映える風物詩~天道花 『若王子倶楽部 左右』
天道花(てんとうばな)は五穀豊穣を願い、野の花を竹竿に結び庭先などに立てる風習で、天道(太陽)への捧げものとしての意味もあります。哲学の道に近い当ギャラリーは築100年、南画家・田能村直入の寓居跡ですが、貴重な風習と言えます。なお天道花神事は天道神社(下京区仏光寺通猪熊西入ル)で見ることができます。
Updated Date : 2025-06-06 21:24:54
Author ✎ 京都再発見
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天道花(若王子倶楽部 左右にて)
撮影日(2025年6月1日) 京の庭師の奉納ということですが、天道神社以外で見たのは、当ギャラリーが初めてでした。
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天道花とは
天道神社で毎年5月17日に行われる天道花神事は、太陽のもたらす恵みに感謝を捧げる行事です。長い竿の先に時季の花を三方向に結んで高く掲げて邪気を払い泰平、豊穣を祈願します。室町時代末期の上杉本「洛中洛外図」にこの「天道花」が描かれていますが、史実を再現する貴重な伝承行事といえます。なお天道神社の境内には明治天皇の皇后・昭憲皇太后の胞衣塚もあります。
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